多くの人にとってスマートフォンは、朝から晩まで手元にないと不安になる存在となっています。
依存症の人でなくても、SNSや調べもの、ナビ、買い物、読書、音楽、投資など常に用途があるものです。
最も大事なツールをなくしてしまうと、大ごとになります。
誰にでも起こることなので、あらかじめ、なくしたときに何をすべきかを押さえておきたいものですね。
スマホをなくしたときのことは考えておく
スマホをなくすのは、壊してしまったときよりはるかに問題が大きなものです。
端末がどこにあるのか分からないと不安ですし、そもそも置き忘れでなく悪用前提で盗まれたのかもしれません。
スマホがなくなって直接困ることを洗い出してみましょう。
日ごろからできる対策も併せてご紹介します。
スマホをなくしたときの損害
ちょっと不便だけでは済まない、これだけの問題がスマホ紛失にはあります。
・通話機能が犯罪利用される
・個人情報の流出
・写真・動画などプライベート情報の流出
・所有者に請求の来る買い物をされる
・端末を転売される
・交通系電子マネーがなくなり電車に乗れなくなる
スマホのロック解除パスワードを初期設定のままにして使っていると、悪用する気満々の人からは何でもできる状態です。
本来の所有者が自らチャージした電子マネー残高については、クレジットカードと異なり補償はありません。
スマホ利用停止の手続き前に使われてしまうと、お手上げです。もちろん犯罪で、していいことではありません。
情報流出も気がかりですし、高価格端末であればこれ自体の損害も大きなものです。
そして、いつも気軽に調べものをしている人も、いざ端末がなくなってしまうと、どうしたらいいのかを調べることすらできなくなってしまいます。
スマホ紛失対策
なくしてからうろたえる前に、なくすことも想定して対策をしておきましょう。
基本的な方針は、次の4つです。
・スマホをなくしにくいよう工夫する
・なくしたスマホが戻ってきやすいようにする
:個人情報を抜かれないようにする
・買い物を勝手にされないようにする
以上のテーマを具体的な対策に落とし込むと、次の通りです。
・ストラップを付けて使う
・紛失防止スマホアプリをインストール
・スマホの位置検索をONにして捜索可能にしておく
・スマホのロックを指紋認証(または顔認証)にしておく
・プリペイド式電子マネーについては、心配なら大金をチャージしない
・パソコンなどの端末がある人は、スマートフォンについてできること(捜索やロック解除など)を把握しておく
端末のロック解除が他人にとって困難であれば、少なくとも買い物の損害は、スマホの利用停止でおおむね防げます。
取得者あるいは泥棒の中には、「コンビニなどで試しにSuicaの決済に使ってみる」人もいるかもしれませんが、その程度の損害は仕方がないと割り切りましょう。
スマホをなくしたときの手続き
スマホをなくしたときにすべきことを大別すると、次の通りです。
・端末位置情報を調べる
・端末に電話を掛ける
・携帯キャリアに連絡する(通信機能を止める)
・警察に紛失を届け出る
・LINEを利用できなくする
・キャッシュレス決済で使っているクレジットカードや銀行口座があれば、カード会社または銀行に連絡(利用を一時的に止める)
それぞれ見ていきます。
端末位置情報を調べる
パソコンなどを使い、以下のサイトにサインインし、位置情報を調べましょう。
- iPhoneの場合「iCloud iPhoneを探す」
- Androidの場合「Googleデバイスを探す」
このサービスは各キャリアが提供するものとは別なので、格安SIMユーザーでも使えます。
位置捜索の精度は高いのですが、スマホの設定が「位置情報ON」になっている必要があります。
端末の音を鳴らすこともできます(マナーモードでも)。
スマホがお手元にあるうちにぜひ一度試してみてください。
端末に電話を掛ける
なくしたスマートフォンに電話を掛けると、拾った人が電話に出てくれる可能性があります。
端末を持っている人が悪意に満ちた人である場合でも、不正利用の抑止力になるかもしれません。
携帯キャリアに連絡
スマホが発見できないとき、最初にすることは回線の利用を一時的に止めることです。
お使いの携帯キャリアに電話をしましょう。
パソコンなどからキャリア公式サイトのマイページにログインして「遠隔ロック」することも可能です。
なお回線を止めても、タッチ式の電子マネーは利用不可になりませんのでご注意ください。
警察に紛失を届け出る
警察に紛失を届けておくと(遺失届)、スマホが見つかったときに連絡がもらえます。
交番で構いません。
また、紐づけたクレジットカード不正利用の免責を受けるためにも、届け出が必要です。
最近はオンライン申請が可能な都道府県警察が増えました。ただ申請するのに使うスマートフォンをなくしているのですから、交番に出向いたほうが早いでしょう。
LINEを利用できなくする
LINEのアカウントは乗っ取られると電子マネー詐欺に使われるなど、知り合いの方にも難が及びますので、早急に対処しましょう。
パソコンなどを使ってLINEにログインすることで、なくした端末での利用を止められます。
クレジットカードと銀行を止める
スマートフォンに紐づけたクレジットカードや銀行口座がある場合、カード会社と銀行に電話をして、利用を一時止めましょう。
チャージ専用で紐づけているクレジットカードや銀行口座も、オートチャージや、パスワードを毎回入力していないチャージの場合、どんどん使われてしまいます。
スマホはなくさないのがいちばん
スマホ紛失の際にすべきことは無数にあります。
日ごろから便利に使っていればいるほど、失ったときのリスクが大きくなるのです。
なくしたときの煩雑さを知っていれば、管理がより丁寧になるのではないでしょうか。
それでもなくしたときは、早急にキャリアと警察に届け出ましょう。
